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機体保険と賠責保険

ドローンは個人にも企業にも、多くの人に利用されています。
数百g~数kgもありながら空を飛ぶドローンは、どれだけ細心の注意を払っても事故のリスクはゼロにはなりません。

非常に多いのは、『電波障害』と『電池切れ』でドローンが衝突する事故です。
ドローンを落として建造物を損壊させたり、車を傷つけてしまったり、人に当たって大きな怪我を負わせてしまう可能性もあります。

このようなことが起こった時のために、ドローンの保険に加入することを強くお勧めします。

1,賠償責任保険

賠償責任保険は、ドローンの仕様に伴い、人・所有物・公共物を破損させてしまった際に役立つ保険です。自動車保険でいうところの対人対物保険にあたる保険です。

主な保険内容は以下の通りです。
・対人賠償
 ドローンの接触により怪我をさせた場合に適用されます。
・対物賠償
 他人の所有物や公共物を破損させた時に適用されます。
・人格権侵害
 カメラ付きドローンの場合、空撮でプライバシー権を侵した時に適用されます。




2,機体保険(動産保険)

機体保険は、機体そのものにかける保険です。機体やカメラに万が一のことがあった際に、損害分を補償してくれます。
自動車でいうところの車両保険に該当します。

以下のような場合に適用されます。
・ドローン破損時の修理費用
・飛行中に機体が行方不明になった際の、機体の回収・捜索費用
・保管中の落雷・火災や盗難によって生じた損害




3,正しい保険の選び方

賠償責任保険と機体保険は、それぞれ『個人向け保険』と『法人・事業者向け保険』に分かれます。
個人で使用する=個人向け保険とは限らないので注意が必要です。

個人向け保険
個人が趣味目的でドローンを使用する場合に加入する保険です。ただし、SNSに動画や写真をアップする予定がある場合、個人向け保険ではなく、法人・事業者向け保険を選びましょう

※SNSにアップする行為は趣味使用範囲外(=業務目的)とみなされます。
『趣味目的』とは個人、あるいは家族程度の範囲内で楽しむもの、と定義されています。不特定多数の人が閲覧できるサイトに掲載することは、この範囲を超えるため収入がなくても『業務行為』と判断されます。『業務行為』の判断基準が『収入を得ていること』ではないので注意しましょう。

法人・事業者向け保険
法人や個人事業主が業務目的で利用する場合は、こちらに加入しましょう。
所有者以外が使用しても適用されるプランや、海外利用でも適用されるプランがあります。



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