今では青森支店の主力事業となった橋梁補修。
入社当時は担当が自分一人だけで…孤軍奮闘していました。
12年経った今、私は、
優秀で多彩な、愛すべきメンバーに恵まれた喜びを実感しています。
入社したきっかけ
前職で、当時取引先としてお付き合いしていた
現社長とのご縁がきっかけ。
社長は私に、「新しく切り拓く」という
挑戦の場を与えてくださいました。
前職でも同じ施工管理の業務を行っていましたが、転職を考えたきっかけは、古い体質の社風になじめなかったことです。当時の業界は、上司からの厳しい指導や過酷な労働に耐えてこそ一人前になる、そんな風潮が色濃く残っていました。会社からしてみれば、私は「厳しさに耐えられないイマドキの若造」というふうに見えていたかもしれません。
そんなとき、声をかけてくれたのが、現社長です。私に成長のチャンスの場を開いてくれました。そして、前の職場で力を出せなかったのを取り返すかのように、私はガンガン仕事をしたんです。貪欲に、がむしゃらに。
入社9年目で支店長に就任し、今では経営のアイディアをお互いにきたんなく交換させてもらう間柄になりました。二人三脚で、前例にない新しい組織づくりに取り組んでいます。
現場監督時代〜私の奮闘記
複数の現場を精力的にこなしていたころの記録写真の一部です。撮影してくれる人手がないときは、三脚を立てて“自撮り”もしました。 今では iPad で電子小黒板アプリを使用しているので、そんな苦労もなくなりました。 久しぶりに見返すと、必死だったころの自分が思い出されて、懐かしくなります。
入社して数年後、繁忙期に入ったとき、休日にも関わらず現社長が手伝ってくれたものでした。1級土木施工管理技士同士、二人で現場作業に汗を流したことは、よい思い出になっています。
入社後チャレンジしたこと
複数の現場を、品質を落とさずに、かけもちしてやり切ること。
そして、新しい組織づくりへの挑戦。
入社してまもなく、当社ではまだ実績のなかった国の橋梁補修工事を担当しました。今思えば、橋梁補修工事の実績はここからスタートしたのだと思います。橋梁補修工事を担えるのは青森支店では当時自分一人でしたが、私はとにかくがむしゃらに仕事をこなしていきました。一番多いときで、11件の現場をかけもちしたこともあります。
ともするとパニックになりそうでしたが、そうならないように自分の意識を変えていきました。お客様のタイプや状況に合わせて対応の効率化を図り、満足度を落とさずにこなしていく工夫をしていったんです。ラインやメール、テレビ会議などが可能なお客様と、対面での打ち合わせが必要なお客様とを冷静に見極めていきました。
でも、なんだかんだ言って、結局は現場の仕事が好きだったからこそ、工夫も努力もできたんだと思います。あと、当社では数値目標をクリアすると表彰されますので、それも大きなモチベーションになっていました。
最近のチャレンジとしては、支店内での大胆な人事でしょうか。営業活動に女性の視点を入れ改革を起こそうということで、「女性営業マネージャー」というポストを新設しました。私のデスクの向いにいるのが、その第一号社員です。事務職からの大抜擢です。女性ならではの細やかさ、まじめさ、感覚の良さが発揮され、その効果が現れ始めています。
当社の社員はみな、ユニークですばらしいキャラクターと才能を持っています。伸びしろがたくさんあります。その伸びしろを最大限伸ばすために自分ができることを考えるのは、とてもやりがいがあります。
「孤軍奮闘」から「チーム一丸」へと、私の環境は変わりました。“一人ではない”というパワーに感謝しながら、これからも力を合わせて前進していきます。
1日のスケジュール
課題・目標
橋梁補修工事は大きなマーケット。
一人ひとりが持っている能力を引き出し、最強チームを作って取り組みたい。
事務職、営業職、施工管理をはじめとした工事現場での仕事。業務が多岐にわたっていることは、ときに社員の隠れた才能の発見につながることがあります。営業職から現場へ、または事務職から営業マネージャ職への配置転換によって、それまでとは違う頭角をあらわす社員がいました。社内にあるポテンシャルは実はもっと高いのではないか、そう感じさせるような、うれしい変化が起きたのです。
高度経済成長期に数多く作られた日本の橋梁は今、「補修して長く使う」というフェーズに入っています。その大きなマーケットに対し、私たちならまだまだやれる、もっと成長できる、という思いを持っています。メンバー一人ひとりの能力を引き出し、仲間を増やし、ひとつ上のステージをめざしていきたいです。